聖地巡礼。──「つくしのこ」@池尻大橋。   

2016年を締めくくるにふさわしい忘年会は、知る人ぞ知る「つくしのこ」
開催されました。


「つくしのこ」といえば、完全紹介制の全国津々浦々の名酒が揃う店として
知られています(その品揃えは700種類以上とか・驚)。
料理担当のお母さんと息子さんのとおるさんのお二人ですべてを仕切られている
お店のため、常連さんのお裾分けに預かるしか、入店の道はないという
極めてハードルの高いお店の一つです。
しかも驚くべきはそのコストパフォーマンスの素晴らしさ!!
どんなに飲んでも(飲み過ぎてしまった場合はわからないですが・汗)、
一人、大体5千円(税込み)で収まるという抜群のCPを誇っています。


私も噂は耳にしていて、「一度、訪れてみたい!!」と恋い焦がれ続けて幾年月。。。
ついに、とうとう、念願のデビューのチャンスが巡ってきました(笑)。
このような時に頼りになるのは、やはり超常連のお友だちです(嬉)。


池尻大橋は知り合いの会社があるので時々利用しますが、
このような場所にこのようなお店があったとは全然知りませんでした。
というか、看板も、暖簾も、何もお店の目印はありません(汗)。
常連さんと一緒でないと辿り着けないであろう佇まいです。

聖地巡礼。──「つくしのこ」@池尻大橋。_d0352022_23564276.jpg
が、店内に入ると目が「・」状態(笑)。
2階にもお席はあるようですが、1階の神棚には京都のお酒の神様「松尾さま」が祀られ、
大きな冷蔵庫以外の壁には、所狭しと日本全国の銘酒の名前がダーーーっと張り巡らされています(驚)。
知っているお酒、名前だけは知っているお酒、まったく知らないお酒等々、
まさに、スタート前から酩酊状態一歩前です(笑)。
飲みたいお酒を選ぼうとしても、こんなにたくさん選択肢があっては難しいかも(汗)。

聖地巡礼。──「つくしのこ」@池尻大橋。_d0352022_23564697.jpg
まだそんなに混み合っていない19時前後から店内の各テーブルで宴がスタートします。
お料理はおまかせ。お酒も最初は基本的におまかせでお願いするのだそう(常連さん情報)。


■いただいたお酒
1.Otter Fest Sake (オッター フェスト サケ)獺祭(山口・旭酒造)

2.東洋美人 「一歩」愛山 純米吟醸(山口・澄川酒造場)
3.富久長 とおるスペシャル19 純米吟醸 山田錦 中取り無濾過(広島・今田酒造)

4.十四代 中取り純米吟醸 山田錦 50(山形・高木酒造)

5.手取川 純米生(石川・吉田酒造)
6.奈良萬 純米55生(福島・夢心酒造)

7.富久長 特別純米 八反錦60 しぼりたておりがらみ生(広島・今田酒造)
8.宝剣 八反錦60 特別純米 限定あらばしり生(広島・宝剣酒造)

9.昇龍蓬莱 生もと純吟 雄町60 槽場直詰生原酒(神奈川・大矢孝酒造)
10.而今 特別純米 新 にごり(三重・木屋正酒造)

11.鍋島 特別純米(佐賀・富久千代酒造)
12.陸奥八千 特別純米 赤ラベル(青森・八戸酒造)

13.鶴齢 特別純米 瀬戸産雄町 55(新潟・青木酒造)

14.醸し九平次 純米大吟醸 雄町50(愛知・萬乗醸造)  など


■いただいたお料理
1.ぶり大根
2.富久長の酒粕で炊いた鮭
3.生なまこ
4.つくり:まぐろ、ひらめ、するめいか、ぶり、他
5.鴨鍋(うどん)
6.野沢菜


一杯目はフレッシュな発砲濁り酒「Otter Fest Sake 獺祭」をグラスに注いで乾杯。
その後からは1合瓶で提供されるので酒器でいただきます。


紹介制の極めてハードルが高いお店と聞いていたので、もっと「秘密クラブ」(爆)のような
厳しい雰囲気やしきたり(?)があるのかなーと思っていたのですが、
全然そんなことはありません。
フロア担当の息子さんが40人分ほどあるというテーブルの間を巧みに動き回り、
次々と新しいお酒やお料理をサーブしてくれます。
お一人ですべてを仕切るとはすごいですよね。


そしてお酒もすごいですが、お料理もまた美味しい!!
「ぶり大根」のぶりとお大根全体に行き渡った完璧な美味しさに脱帽し、
「富久長」の酒粕で炊いた鮭に悶絶しつつ、津々浦々の銘酒に舌鼓を打つ至福の時。。。
「ここに住みたい!」と思ってしまったほどです(笑)。


お刺身もカットがダイナミックですが、そのサイズがまたたまらなく美味しい!!

〆は「鴨鍋」です。大きな平鍋(24センチぐらい)にお野菜、お豆腐、鴨がてんこ盛りです(驚)。
煮えすぎないうちにいただくのは「せり」。シャキシャキっとした歯ごたえと香りが美味しい!
具をいただいた後に、おうどん投入。。。野沢菜がまた良い味を出しています。


美味しいお料理に、お酒もついつい進みます。もちろんお水も同じぐらいにいただきます。
途中から「あれを飲みたい!」「これを飲みたい!」と常連さん任せのリクエストも入り(汗)、
覚えているのは14種類ですが、常連さんチェックによれば「17種類」(!)いただいたそう(滝汗)。
たしかに「ひやおろし」が抜け落ちているような(汗)(汗)(汗)。。。


こんなにいただいても一人5,000円というのですから、なんだか申し訳ないぐらいです。
が、此方ではあまり欲張りすぎるのは、「粋」ではないかも!!
やはり「ほどほどにいただく」のが「淑女のたしなみ」というものでしょう(えっ?)。


それにしても年の瀬の最後に貴重なお店に伺うことができて超ラッキーでした。
機会があれば是非また伺いたいものです(願×∞)
ごちそうさまでした☆



PS:常連さん情報によれば、蔵からの持ち込みによって此方から広まっていたお酒もあるのだそうです。
   まさに「聖地」と呼ぶにふさわしい一軒といっても過言ではないでしょう。




●つくしのこ
東京都目黒区
TEL:非公開
土曜・日曜・祝日休

つくしのこ居酒屋 / 池尻大橋)
夜総合点★★★★ 4.4


by forestkoro1015 | 2017-01-05 00:40 | グルメ・都内・居酒屋 | Trackback | Comments(0)

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