魔法の手。(1609再訪)──「セララバアド」@代々木上原   

久しぶりに「セララバアド」さん@代々木上原に伺ってきました。
4月以来、ほぼ半年ぶりの訪問です。
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テーブルの上には不思議なオブジェが!!

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なんと!当日のお料理のメニューだったようです。魅せるなぁ(笑)。

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いつものように「泡」からのスタートです。
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不思議な形のオブジェは「海藻を練り込んだチップス」とのこと。
サクサクッとした塩味風味の不思議なスナックです。

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「18時40分までに入店!」と予約確認メールに書かれていたのでのことで少し焦ったのですが、
お料理のスタートはきっかり19時でした。
そんな訳でいつもの「ハム」をいただきます。この日は特別に岡山産のお肉が入ったとのこと。
この日の付け合わせは「オリーブ」ではなく、「糸瓜」と「あんぽがき」だそうです。
濃厚なお肉を引き立てるような「あんぽがきのねっとりとした甘さ」が良いですね。

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「スパークリングマスカット」
この季節の定番なのでしょうか。甘いマスカットの残り香の中にいつまでも弾けるようなバチバチ感が
心地よい一品です。

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この日も「アルコールペアリング」(4,500円)でお願いしました。
今年の2月からこの「アルコールペアリング」または「ノンアルコールペアリング」(3,500円)
いずれかをいただかなければならないそう。。。
一杯目(シャンパーニュは別です)は、北海道・余市で、ミッシェル・ブラスのシェフソムリエだった
平川氏が手がける平川ワイナリーの「Kerner 2013」
どちらかというと、夏向きの華やかな印象のワインです。パチパチのシャインマスカットにピッタリ!

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「森の朝」(before)。

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やがて霧が立ちこめる「森の朝」(After)。
うーん、初めての方には「感動的な演出」なのでしょうが、実は昨年、まったく同じお品、同じ演出で
感動してしまっています(汗)。贅沢な意見ですが、二回目だと少し感動の度合いが薄れてしまうようです。
「森の朝」をイメージしたピスタチオとアボカド、オレンジジュースなどを液体窒素で凍らせたお品。
ライトな食感のアイスデザートのような此方を溶けないうちに注意深くいただきます。。。

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此方は「落葉の森」
落ち葉、どんぐりをあしらった箱形の透明なケースの上には、フォアグラのムース、豚のクロケットなどが!
土のように見える細かいツブツブは焦がしオリーブだそう。。。
美味しいのですが、やはり此方も昨年、感動してしまったお品(汗)。
初めての方にはとても楽しいと思いますが、二回目の私たちには楽しさ半減(贅沢な意見ですが)。

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焼きたてのパンはいつ食べてもおいしいです。オリーブオイルでいただきます。

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二杯目は「新政 貴醸酒 陽乃鳥」(秋田・新政酒造)。
「貴醸酒」とは、仕込みの際に既存のお酒を加えて仕込まれる贅沢なお酒だそうで、アルコール度数が
高まるため、発酵が抑えられて甘口になるほか、加えられたお酒が醪の中で再び発酵作用を受けるため
さらに深い味わいの美味しいお酒が生まれるのだとか。。。
たしかにほんのりと甘く、それでいてフルーティーな味わいの、まるでワインのような日本酒でした。

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「Heidi」
「山のチーズ」「きのこのスープ」も美味しかったのですが、実は此方も昨年いただいたお品(汗)。
スープのアレンジは多少は変わっているようですが、やはり決め手は日本人の心に響く和風のお出汁
でしょうか。。。ホッコリとして美味しいです。

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「才巻き海老とフダン草」のリゾット
此方でいただくリゾットは本当に美味!!海老のお出汁がリゾットの一粒一粒にじわっと染みこんでいます。
毎回、「しみじみと美味しい!」と幸せ感をかみしめる一皿でもあります。
あっ、これは毎回同じだとしても、美味しいので許せちゃいます(アレンジは異なるのでしょうが・笑)。

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3杯目は「SILVER ZWEIGELTREBE 2012」
岩手県花巻市大迫町にある「エーデルワイン」が手がけるワインとのこと。
ほどよいビター感が特徴でしょうか。2015年日本ワインコンクール銀賞受賞のワインだそうです。

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「奥久慈しゃも、ほおずき、藁」
藁を用いて焼き上げた「奥久慈しゃも」のローストです。しゃもはあまりいただく機会がないのですが
さすがに奥久慈しゃもは身がほどよく締まっていて美味しいですね。
しかも脂肪分が少なくて低カロリーの割には、お肉に弾力があって「しゃも食べた感!」を
堪能することができます。ほおずきも甘くてしゃもともよく合いますね。

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4杯目は「Shikishima Winery Cabernet Sauvignon 2014」
山梨県甲斐にあるワイナリーのワインです。
樽熟成の濃厚かつ深い味わいが特徴的かしらん。。。

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いただくのは「セレブ豚」の「ロイヤルポーク」だそうです。
滅多に入らないそうですが、この日は特別に入ったとのこと。。。そんな訳で、セレブな豚さんを
じっくりと味わいます。
いささか和風テイストのソースとこってりとしたマッシュポテトが豚さんの品位(!)を
さらに引き立てます。まいうーーっ!!
しゃもの淡泊さに比べると、豚さんはかなりしっかりとした肉の旨みが詰まっている印象。
ミッシリ感があるというのかしら。おいしかったです。さすがにセレブ豚!!

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デザートは「栗、チョコレート、どんぐり」
このスフレをスプーンで割ると、中から「栗、チョコレートジェラート、どんぐり」が顔を出すのですが
ついうっかりしてそのまま食べちゃいました(汗)。かわいらしい盛り付けだったのに(涙)。。。

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「かきのジュースとミントで作ったキャビア」
このままご飯のうえにかけていただきたい感じのビジュアルですよね。まるで金色のキャビアです。
が、お味はとてつもなく爽やか系。。。ミントのお陰でキリッとします(笑)。

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小菓子。
トリュフ、ライチのマカロン、ジャスミン、オリーブオイルグミ


今回はデザートワインはお願いしませんでした。
お会計は一人500円のテーブルチャージがついて、17,230円でした(税・サービス料込み)。


今回は初めての方も2名いて、その方々はそれぞれに満足されたようですが、昨年の今頃に伺った時と
お料理の内容が少し被ってしまったのが、今回はちょっと残念だったように思います。
最後のお肉2種はとても美味しくて、橋本シェフの独創性を感じることができましたが、
「森の朝」以降の三品がまるで同じだったのはちょっと・・・・。


まぁ、前回書いたように、「ドラえもんのポケット」でないことは重々わかってはいるのですが
もう少し変化が欲しかったかなぁ。。。
特に半年を経ての訪問だったので、尚更、そのように感じてしまいました。



いやー、料理店というのも大変ですね。
特にこのようなお店は客が過度に期待感を抱いてしまうので、特に苦労されるのではないでしょうか。
美味しかったのですが、いつもに比べると、お値段もそんなにお安くないこともあって、
今回はちょっと期待倒れに終わってしまったようです。
少し間を置いて出かけるとまた違うのでしょうか。。。
ごちそうさまでした☆




※前回訪問時の記事と写真は此方(http://korokoro10.exblog.jp/23094690/)
 前々回訪問時の記事と写真は此方(http://korokoro10.exblog.jp/22916048/)
 その前の訪問記事は此方(http://korokoro10.exblog.jp/22730939/)
 初回訪問時は此方(http://tabelog.com/rvwr/morikoro/rvwdtl/19180823/)
 でご紹介しています。





●セララバアド
東京都渋谷区上原2-8-11 TWIZA上原 1F
03-3465-8471
ディナーのみ営業
18:30オープン
19:00頃~ コース料理スタート
月曜休み
http://www.celaravird.com



by forestkoro1015 | 2016-09-25 20:14 | グルメ・都内・フレンチ | Trackback | Comments(0)

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