久しぶりに
「傳」@神保町に伺ってきました。
少し前にニューヨークで開催された「世界ベストレストラン50」で「注目のレストラン賞」を受賞され、
皆さんで受賞のお祝いも兼ねてニューヨークに出かけられていました。
美しいお花と共にお祝いです。
クリスタルのトロフィーの重たかったことっ(驚)!!
こんなことをする人も(笑)!!鼻息で白くなっていたとか、いないとか(笑)。
イタリアはロンバルディアのスパークリング
「Cuvee Negri Spumante Brut Nino Negri」で乾杯です!
お料理は3日間寝かせた静岡の
「鱧」のフライからスタートです。鱧とかぼすを順々にいただくのが、
美味しさを究めるポイントだそう。。。
大きな
葉っぱに雫が!!
スプーンで一口いただくと爽やかな酸味が広がります。
葉っぱの下には
パッションフルーツ、蓴菜、トマトのジュレを固めて素麺のようにカットしたものなどが
涼しげに顔を出します。そこに先ほどの葉っぱの雫を注ぎ入れていただきます。
夏にピッタリの爽やか風味の一皿。ぬめりのある食材たちが涼しさをさらに演出します。。。
見た目はちょっと・・・ですが、個人的には好きな感じのお料理でした。
続いては、シチリアの「72 Filara Inzolia Terre Siciliane」。此方、すっきりとした飲み口で
好きなタイプです。
活かして少しピリ辛のお味。夏らしい芳ばしさがポイントです。
4日間熟成させたという
静岡産の「鰆」。
丸ごと熟成させて、カットしてからタレに漬け込むのだそう(たしか)。ねっとりとして濃厚でした。
濃厚な「鰆」に合わせて少しだけ日本酒をいただきました。
「賀茂金秀」の純米辛口 夏純(広島・金光酒造)です。まるでビールのような「夏純」というネーミングの
通り、スッキリとして爽やかなお味のお酒です。
「牛肉のズッキーニ巻」。
甘めのお出汁が柔らかなお肉の旨みを引き立てます。が、少しお肉が霜降りすぎたかなぁ(私にとっては・笑)。
スペシャリテの
「傳サラダ」。牛蒡が美味しい!
お肉に合わせていただいた赤は
「Vigneti La Selvanella Chianti Classico Riserva Melini 2004」。
キャイン!!キヤンティのフラッグシップ、メリーニのワインです。まいうーっ!!
「新玉ねぎのスープ」。入っているのは鴨さんのお肉です。
とても優しいお味でなんだか「ホッ!」とする味わい。。。
炒飯を炒めるようにフライパンを操っていたので、炒飯かと思ったら、炒めていたのは
「とうもろこし」でした。そのとうもろこしをご飯と合わせて、「とうもろこしバターご飯」の完成です。
トッピングは塩昆布・・・・ではなくって、なんと、
「黒トリュフ」ちゃんです。
なんて贅沢なのでしょう(驚)。そして美味しい!!ついお代わりしちゃいました(汗)。
そこには、桃、湯葉が入り、さらにココナッツミルクがかかっていささかオリエンタル風味。。。
が、湯葉の食感が何だかとても不思議な味わいでした。
この日も外国からのゲストが何人かいらして、ますます国際色豊かなお店となってきたようです。
世界各国にシェフのお友だちがいて、海外から日本料理の勉強にくる方もいたり、此方のお料理を楽しみに
しているお客さんは日本人だけではないことを、訪れる度に実感させられます。
その結果が、今回の「ワールドベストレストラン50」の特別賞であり、前回の「アジアンベスト
レストラン」のランクインだった訳ですが、このままいくと、いつかは手の届かない存在の
お店になってしまいそうな気も(汗)。そうなってしまったら困るなぁ(笑)。
いつまでも私たちが気軽(でもないですが・笑)に利用できるお店の一つであってほしいと思います。
そうそう、まだ詳細は未定とのことですが、この秋には新天地への移転が決まっているのだそうです。
※前回の訪問記事は
此方(http://korokoro10.exblog.jp/23147831/)、
前々回の訪問記事は
此方(http://korokoro10.exblog.jp/23070074/)でご紹介しています。
●神保町 傳 (伝 でん)
東京都千代田区神田神保町2-2-32
03-3222-3978
[月〜金]17:00~23:30(L.O.22:30)
[土,祝]17:00〜22:00(L.O.21:00)定休日
日曜休・不定休(祝日)