「木ノ本」を出発してめざしたのが、琵琶湖の東南に位置する近江商人発祥の街、
「近江八幡」です。
八幡堀を中心に、豊臣秀次が築いた城下町の風情が残る近江八幡は、米国人の建築家ヴォーリズが
半生を過ごしたレトロモダンな洋館が建ち並ぶ街としても知られています。
近江八幡駅に到着しました。
「木ノ本」でノンビリしすぎたせいで、あまりゆっくりする時間はありません(汗)。
コインロッカーや観光協会はロータリーに面した1階(改札口は2階)にあるのでご注意ください。
駅から観光の中心部まではバスで12〜3分かかります。この日は休日で道が大渋滞しているとのことで、
このバスがなかなか来ませんでした(徒歩だと40分だそうです)。
中心部のバス亭で下りると目に入るのが、豊臣秀次が整備し、江戸時代には琵琶湖と結ばれていた水路の
「八幡堀」です。人や物資を運ぶ水運の要として、近江商人の発展を支えたのだそうです。
石畳や古い家並みが並び、時代劇のロケ地としても有名なのだとか。。。
反対側には木々がいっぱい!
1,000年以上の歴史を誇る
「日牟禮八幡宮」の鳥居。。。
此方は、近江商人を守る神様として広く信仰される神社
「日牟禮八幡宮」です。
猿の彫刻が施された楼門をくぐると災難が去るそうです。
その奥にある「八幡山ロープウェーのりば」。
山頂からは琵琶湖、西の湖、安土城址、近江八幡が見渡せるそうですが、かなり並んでいたのであきらめました。
ちなみに強風だった前日は運休していたのだとか。。。
近江兄弟社の万能薬「メンターム」の資料館です。祝日なので休館でした。。。
ヴォーリズは「近江を神の国に」という理想の実現のため、キリスト教の伝道だけでなく、医療・教育などの
事業を興し、社会に貢献したのだそうです。
市民の寄付で明治10年(1877年)に西洋風建築物のひとつとして建てられた
「旧八幡東学校」。
ヴォーリズが大正10年(1921年)に増改築を手がけた
元郵便局。
アーチ型の入り口やデコボコの質感が特徴のスタッコ壁、大きな構造の窓などが特徴で予約なしで見学できます。
ちなみにヴォーリズ夫妻が過ごしたという「一柳(ヴォーリズ)記念館」は予約しないと見学できません。
博労町通り(たしか)。碁盤の目のような街並みが広がる各通りは風情にあふれています。
ヴォーリズ記念館の近くにある
「西畳屋町」。畳大工職人さんたちが集団で住んでいた場所なのだそうです。
市立資料館の一つ、
「伴家住宅」。郷土資料館、歴史民俗資料館、国指定重要文化財の旧西川家住宅と
此方の4館で構成されています(入館料は4館共通で900円)。
1607年から1811年にかけて朝鮮通信使が通った道として伝えられる
「京街道」。当時の隆盛を今に伝えます。
京街道筋。「本町」「京街道」と刻まれた道標が建っています。
1720年に中村四郎兵衞が創業した扇四呉服店は、現在もこの場所で営業を続けています。
立派なタケノコが!!
地元ならではの和菓子のお店をたくさん買い込みました(笑)。
でっち羊羹、ういろう等々、荷物はますます重たくなってしまいました。。。
駆け足観光でしたが、結構、楽しい滞在でした。が、休日に遊びに来る場所ではないですね。
とにかくどこに行っても「人だらけ」。。。休日の鎌倉をふと思い出してしまいました(笑)。
見るべき場所はたくさんあるので、できれば平日に予約が必要な場所には予約を入れた上で
訪れるのがポイントでしょうか。
「ザ・観光地」という感じが強すぎて、これだったら午前中に巡った「木ノ本」の方が
ノンビリと鄙びた感じがあって、旅人の郷愁をそそるかもしれません。。。。
近江牛のコロッケも大行列してたし(汗)。。。
この後はまたバスに乗って近江八幡の駅を経由し、重たい荷物を抱えて、一路、京都駅をめざします。
●近江八幡駅北口観光案内所
〒523-0891 近江八幡市鷹飼町無番地
TEL:0748-33-6061 FAX:0748-32-4125
開館時間 9:00~17:00
休館日 年末年始(12月29日~1月3日)
●安土駅前観光案内所
〒521-1341 近江八幡市安土町上豊浦1714
TEL:0748-46-4234 FAX:0748-46-4234
開館時間 9:00~17:00
休館日 火曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
●白雲館観光案内所
〒523-0864 近江八幡市為心町元9番地
TEL:0748-32-7003 FAX:0748-31-2393
開館時間 10:00~17:00
休館日 年末年始(12月29日~1月3日)