今年はなんだか寒さがいつまでも続いてお天気も良くないし、お花見という気分ではなかったのですが、
ふと思い立って仕事帰りに「三渓園」に立ち寄ってきました。
「三溪園」は、明治から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三渓(本名・富太郎)が、
東京湾に面した「三之谷」と呼ばれる谷あいの地に造り上げた、広さ約53,000坪の日本庭園です。
広いお庭には、京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造物と四季折々の自然が見事に調和して
横浜とは思えない見事な景観を造り上げています。
一度訪れてみたいと常々思っていたのですが、ついにチャンス到来!!
入場料500円を払って正門から中に入ります。
大池の岸辺には桜がいっぱい。。。室町時代に京都・燈明寺に建てられたという「三重塔」が独特の雰囲気を醸し出します。
美しい桜を愛でながら、
合掌造りの「旧矢箆原家住宅」へ。現存する合掌造では最大級と言われる此方は、飛騨・白川郷にあった
建物を移築したものとのこと。唯一、園内で中をじっくり見学できる建物です。
囲炉裏では、今でも毎日、薪がくべられ、黒光りした柱や煙のにおいが当時の生活を思い起こさせてくれます。
入り口には立派な
タケノコが!!
すぐ横に水源もあるようですね。
新緑の中をお散歩するのは
とても気持ちが良いです。
が、その後は階段をのぼって、高台にある「旧燈明寺三重塔」をめざしますーーーっ(泣)。。。
近くで見上げるととても立派です。
此方からの景色がまた素晴らしい!!
もう少しお天気が良かったらベストだったのですが。。。でも、美しい景色に癒やされました。。。
さらにまた少し階段を上がって「松風閣」(展望台)へ。
横浜の海を望むことができます。が、埋め立てられたということで、周囲は工業地帯です。
西の方に富士山がくっきりとかすんでいました。。。
この後は階段と山道を下って駐車場のある南門方面へ。。。
とても中国っぽい建物が池の中に建っていました。ちょっと異質な雰囲気。。。
こちら側に出てしまうと、車利用以外の場合は、帰り道に苦労するので、できれば正門に戻った方がよいでしょう。
結構、歩きましたが、なかなか楽しいお散歩でした。。。
■公益財団法人 三溪園保勝会
〒231-0824 横浜市中区本牧三之谷58-1
Tel 045-621-0634(代表) Fax 045-621-6343
http://sankeien.or.jp/index.html
開園時間 9時~17時(入園は閉園の30分前まで)
休園日 12月29日、30日、31日
入園料金
大人(中学生以上) 500円 (400円)
こども(小学生) 200円 (100円)