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美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015
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カテゴリ:映画作品( 18 )

9月29日、京王線・調布駅が大きく生まれ変わった。
その一つが「シネコン」(イオンシネマ系)ができたこと。。。
東宝シネマ@府中同様、3時間まで駐車場が無料というのもうれしいサービスだ。


そんな訳で、以前から観たかった「三度目の殺人」を鑑賞に出かけてみた。
11あるスクリーンのうち、80席ほどの小さなスクリーンでの上映。
座席はフカフカで結構ゆったりしている。前の席との高さの差はたっぷりしているが、その分、階段は急だ。


さて本題。
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二度の殺人を犯した三隅(役所広司)と、その弁護士の重盛(福山雅治)、
そして被害者の娘の咲江(広瀬すず)、被害者の妻の美津江(斉藤由貴)を中心に
物語は展開していく。
二転、三転していく三隅の動機と供述、依頼人の利益を優先し、裁判をビジネスと
割り切りながらも、三隅の証言に翻弄され、真実を知るために奔走する重盛、
意外な接点で結びついている三隅と咲江の関連性、さらには
重盛自身が多感な中学生の娘を持つ父親(離婚調停中)であり、
ストーリーは複雑に絡み合いながら、絡まった糸を一つひとつほどくように展開していく。
が、一つの結び目が解けようとすると、また別の結び目が見つかる。。。
まさにそのような感じで、観客も重盛同様、疑心暗鬼というか、
何を信じ、誰を疑えば良いのか、皆目、見当がつかない。
美津江が怪しいのか。三隅とは一体、何物なのか。。。
やがて咲江の話により、物語は新たな展開へと進む。
が、また二転・三転する三隅の告白は、観客のそれまでの推理を見事なまでにひっくり返す。


「三度目の殺人」というタイトル名が、どのような意味をもつのかは
この作品を観た人それぞれに異なるかもしれないし、実際、レビューなどを眺めると
「わからなかった!」というコメントも多数見かける。


が、法廷のみでは決して裁くことのできない犯罪もあるのだということを
この作品は伝えてくれる。


役所と福山のガラス越し(拘置所内の)の対峙シーンが何度も出てくるのだけれど、
正直いって役所がすごすぎて福山がかすんでしまったのが残念なような(汗)。
彼があまり好きでないからなのかもしれないけれど、この重盛の役は福山には
ちょっと重すぎたようにも見えた。
福山がカッコ良すぎるからかもしれないけれど、人間くささが微塵も感じられない。
生活感の匂いがしないというのかな。
そこらへんのこの作品に欠けてい彼の人間くささを離れて暮らす娘との描写を交えて
表現したかったのかもしれないけど、何となく似合わないというか、違和感だけが残った。

この重盛という弁護士は、もっと人間味あふれるそこらへんにいそうな感じの
熱血タイプの弁護士という設定の方が良かったかもしれない。
まぁ、福山が主役というと、このような設定になってしまうのは
仕方ないことなのだろうけれど。。。

個人的にはもっとドライな割り切り型の人か、もう少し情けない感じの人の演技で
観て観たかった(笑)。弁護士というポジションははかっこよすぎるというだけで
マイナスイメージが強くなる気がする。


また、昨今、不倫問題で騒がれている斉藤由貴が、いい意味でも悪い意味でも
邪魔くさかった(笑)。実際、そういうこと(ネタバレになるので自粛)をしそうだし、
男関係にだらしなさそうだし、彼女の不倫は多少は映画の宣伝になったのかな(笑)。



福山と斉藤を除けば、あとの出演者たちは完璧だったと思う。
まぁ、個人的な主観ではあるのだけれど。。。


それにしても長いかなぁ。。。横のおじさん、いびきをかいて寝ていたし(笑)。
おそらく好きと嫌いがわかれる作品であることはたしかだ。


敢えて点数をつけるとすれば、☆3.3というところだろうか。。。




by forestkoro1015 | 2017-10-06 14:50 | 映画作品 | Comments(0)
by forestkoro1015 | 2017-09-17 00:10 | 映画作品 | Comments(0)
by forestkoro1015 | 2017-09-03 14:26 | 映画作品 | Comments(0)
by forestkoro1015 | 2017-08-30 18:23 | 映画作品 | Comments(0)
by forestkoro1015 | 2017-08-21 18:06 | 映画作品 | Comments(0)
by forestkoro1015 | 2017-08-07 18:16 | 映画作品 | Comments(0)

本年度のアカデミー賞作品賞受賞作品「ムーンライト」鑑賞(日比谷シャンテ)。

受賞時に間違えて読み上げられた「ラ・ラ・ランド」の関係者は相当に悔しかったと

思いますが、監督と脚本家の二人の幼少時代の実話が盛り込まれているという深い作品でもあるようです。



貧困、麻薬売買、育児放棄、同性愛等、想像をはるかに超えた差別や暴力が

日常的にはびこる黒人社会の日常の中で、母親の愛情さえ知らない孤独な主人公が

様々な葛藤を乗り越えながら、自らの中に有る「愛」に目覚め、

周囲の人々と少しずつ心を通わせていく、3部構成のストーリー。



出演者のほとんどがアフリカ系黒人。私たち観る側の日本人にとっては生活環境が違いすぎるせいか、

はたまた、主人公の台詞があまり多くないせいか、

彼のおかれている困難な状況に100%感情移入することは少々難しかったことも事実。。。



が、そんな孤独な彼にも優しく接してくれる人はいます。

それが麻薬密売人のフアン夫婦であり、かけがえのない友人のケヴィンです。

中でも自分の息子に接するように主人公のシャロンに接するフアンの

「月明かりの下でブラックのおまえはブルーに見える」。。。

原題にもなっている彼の言葉の意味を、そしてあちこちに散りばめられた美しい映像を

しみじみと味わってほしい作品です。


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海のシーンがとてもキレイで印象的です。

フアンがシャロンに泳ぎを教えるシーンも良いですね。

黒人の人は泳げない人が多いため、溺死する人も少なくないのだそうです。



色々と考えさせられる作品ではあるのですが、淡々と進むストーリー展開が少々フラットに

感じてしまう部分もなきにしもあらずかもしれません。

映像はキレイなのですが。。。



個人的には同じブラッド・ピットのプロデュースなら「それでも夜は明ける」の方が好きかも。




#moonlight

#ムーンライト

#アカデミー賞


by forestkoro1015 | 2017-04-06 00:05 | 映画作品 | Comments(0)
イタリアネオ映画祭の前売り券が1枚だけ余っていたので、フェリーニの「青春群像」を鑑賞に
恵比寿ガーデンシネマまで。。。



イタリア映画界の巨匠、フェデリコ・フェリーニの原点的作品とも言われ、

彼の半自伝的要素を含むと言われる本作品は、1953年 ベネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞


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北イタリアの小さな港町・リミニで、20代後半になっても自立できないで排他的な人生を

送る5人の男たちの日常を軸に物語は進んでいく。。。



隣の家の女中にうつつを抜かす劇作家志望のレオポルド、

姉から小遣いをせびり取るアルベルト、友達の妹を妊娠させてしまい結婚するはめになったファウスト、

歌だけが取り柄のリッカルド、そしてファウストの義兄でただ一人現状に満足することのないモラルド・・・。

5人の若者たちは定職がないにも拘わらず、毎朝、スーツを粋に着こなし、髪をなでつけ、

特に目的もないまま、街中のカフェや居酒屋へ、時にはビーチへと出かけていきます。



子供ができたことでいやいやながら定職につかされるファウスト、

アルベルトの美しい姉は妻子ある男と不倫し、レオポルドは劇作家としてのチャンスを掴みつつ

最後に怖じ気づき、5人の将来はなかなか定まりません。

その中で唯一の真っ当(と思える)存在がモラルド。。。

真面目な彼はいつしか街を出て行くことを夢見て駅で働く少年と仲良くなっていきます。



美しい奥さんとかわいい子供がいるのに、女にだらしなくて勤務先の奥さんにまで手を出そうとしたり、

芸人の女性と一夜限りの関係をもったり、色男ファウストの過激な行動はついに奥さんの怒りを買い、

とうとうかわいい赤ちゃんを連れての「家出」という結果に。。。



いつも気にしている身だしなみも気にせず、家出した奥さんを必死で捜し回り、反省して、

本当の愛に気づくというスタイルはフェリーニの王道。。。



「しょーもない男たちだなー!!」と思いながらも、楽しく観ていられるのは

随所に散りばめられた豪華絢爛な仮装パーティー、あるいはダンスのシーン、

そしてそれらのバックに流れるニーノ・ロータの音楽の成せるワザでしょうか。。。




少しぐぐってみると、スタンリー・キューブリックが生涯のベスト作品のひとつとして挙げ、

ビリー・ワイルダーがいちばん好きなフェリーニ作品と呼び、

マーティン・スコセッシが『私のイタリア旅行』で引用した、

フェリーニ映画の原点とも呼べる青春群像劇の一つなのだそうです。



監督・脚本:フェデリコ・フェリーニ



by forestkoro1015 | 2017-04-05 17:38 | 映画作品 | Comments(0)
昨日は寒い雨の中、「イタリアネオ+クラシッコ映画祭」@恵比寿ガーデンシネマへ
出かけてきました。
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お目当ては「グレート・ビューティー/追憶のローマ」「グランドフィナーレ」などで
知られるイタリア現代映画の巨匠「パオロ・ソレンティーノ」監督による日本の劇場未公開作品
「もうひとりの男」と「愛の果てへの旅」だったのですが、
残念ながら前者は満席打ち止め(涙)。。。やはり日曜日は混みますねぇ。。。


開演時には此方も満席打ち止めになっていた「愛の果てへの旅」のみ鑑賞してきました。
此方は2005年の「イタリア映画祭」で話題になった作品の一つのようです。
スイスのあるホテルで過ごす謎めいた男、ディ・ジローラモ(トニ・セルヴィッロ)を軸に
物語は展開していきます。スタイリッシュで寡黙で、しかも何の仕事をしているかも謎。。。
別れた家族に電話をしてみてもほとんど相手にされず。。。
毎週水曜日には必ずヘロインを打ち。。。
と思うとスーツケースに詰め込まれた大金を銀行に運び込んだり。。。
そんな彼も孤独に耐えかねたのか、ホテルのカフェで働く美しい若い女性に恋をします。
このあたりから彼の孤独なプロフィールが明らかになっていく訳ですが。。。


無機質なオープニング、クローゼットにかけられた何組もの上質なスーツ、
美しすぎるカフェの女性(目が吸い込まれそうなほどにキレイ!上の写真の右下の写真の人です。
なんでも有名女優さんのお孫さんだそう)とのやり取り、裏社会に生きる人たちとの関わり、
そして対決、etc.、etc.、まるでパズルのように全体に散りばめられたそれぞれのカケラが、
ストーリーが進むに従って徐々に交わって組み合わされ、話がつながっていきます。
難解な部分もあるのですが、観終わった後、フラッシュバックのように、それぞれのシーンが
断片的かつ鮮明に思い出される不思議。。。


ジローラモが寡黙すぎるからこそ、全体の映像美が際立つのかもしれません。
細部にまでこだわったカメラワークもお見事!!
後半はサスペンスタッチの展開となるのですが、何故か怖さはなく、観終わった後は
「哀愁」という言葉をかみしめたくなるような作品でした。

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ソレンティーノ監督も好きですが、トニ・セルヴィッロも色々な表情を魅せる役者さんですね。
目のきれいな女優さんはオリヴィア・マニャーニという方だそうです。



by forestkoro1015 | 2017-03-27 10:54 | 映画作品 | Comments(0)

スノーデン

もし、自分のメールやSNSでの投稿、インターネットの閲覧履歴やカードの購入履歴が
知らない間に誰かによって盗みみられ、情報収集されているとしたら・・・。
その情報収集を行っているのが、国家だとしたら。。。


日本ではあまり大きなニュースにはならなかったですが、米諜報機関による不法な監視と
情報収集の実態を暴露・内部告発して世界を驚愕させたのが、米国NSA(国家安全保障局)の
職員だった29歳のエドワード・スノーデンです。
この、彼の内部告発の実態と心情に迫った作品が、巨匠オリバー・ストーン監督の
「スノーデン」です。


9.11後のテロへの危機感から国に貢献したいと考える彼は軍隊に志願しますが、訓練でケガをして除隊。
ずば抜けたコンピューター技術を持つことからCIAに採用され、ジュネーブに派遣されます。
最高機密を扱う任務に就いた彼は、米政府が対テロ諜報活動の名のもとに、
世界中のメール、チャット、SNSを監視し、膨大な情報を収集している実態に愕然とすると同時に
それまでの愛国心を打ち砕かれます。

やがて彼はNSAの契約スタッフとして東京の横田基地、ハワイのCIA工作センターへと赴任。。。
特に、私たち日本人にとって衝撃的なのは、この、横田基地での勤務を回想するシーンでしょう。。。
未見の方もいると思うので詳細は控えますが、米国によって日本国内の社会インフラに勝手に
不正ブログラム(マルウェア)が仕込まれ、万一、日本が同盟国でなくなった場合は
その不正プログラムが起動する・・・というもの。。。
もしも電力がなくなったら、日本全国に広がる原発がどうなるかは、東日本大震災の時のことを思い出せば
明らかでしょう。。。


しかも「テロは口実」で、政府による様々な監視は政府の覇権のためだった。。。という
台詞にも戦慄を覚えずにはいられません。


社会派の巨匠、オリバー・ストーン監督は、恋人リンゼイとの出会いや生活などを通して
スノーデンの人間性を浮き彫りにしながら、ストレスに少しずつ蝕まれていった極限心理を描き出します。
脇をかためる俳優陣も実力派ぞろい。。。ニコラス・ケイジがCIAの教官役で良い味を出しています。


少し前に観た「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」もそうでしたが、
今、世界は最先端ITの技術を駆使した「安全な場所」からの戦争の時代に突入しているようです。
ボタン一つ、クリック一つで、中東の国々に潜むテロの犯人を攻撃できる。。。
しかし、裏を返せば、周囲にいる何の関係もない民間人を巻き込んでしまう危険性も秘めています。


「スノーデン」の中でも語られていますが、CIAやNSAの人たちにとっても、単
なる「仕事」として捉えてよいものなのか。。。
そして私たち日本人にとって「映画の中の出来事」、「海の向こうの出来事」として
捉えて良い事件なのか。。。


海の向こうの米国では、トランプ大統領が就任し、民主主義の基本である自由のあり方が問われている
今だからこそ、必見の映画のように思いました。

まぁ、日本のデンデンなんとかの某総理大臣もトランプ大統領とたいして変わらないのですが(笑)。
困ったものです。が、映画はオススメです。
しかし、上映館が少ないのはどうして(謎)。。。月曜日に観ようとしたら「満席」でした!!



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by forestkoro1015 | 2017-02-02 14:51 | 映画作品 | Comments(0)