2013年8月末のオープン以来、
茶懐石をベースとした日本料理で着実にファンを増やし続ける正統派の和食店、それが此方の「日本料理 太月」さんです。
紀伊国屋インターナショナルの裏手ビル地下にひっそりと位置する此方では、とても腰の低いご主人の望月氏が腕によりをかけた全国選りすぐりの旬の素材を堪能することができます。
そして昨年11月、とうとう
ミシュラン☆獲得と共に、人気もどんどんとアップしつつあるようです。以前は当日予約でもOKのこともあったのですが、
最近はなかなか予約が取りづらくなってきているようです(ランチ)。
この日は「美味しい和食が食べたい!」という母と久しぶりに家族で訪問しました。母はお友だちと何度か利用しているようですが、私はほぼ1年ぶりです。
凛とした雰囲気のカウンター席で味わうのもオススメなのですが、この日は初めての個室利用です
凜とした小手毬。かわいいですね。
セッティング。
先付は
「百合根饅頭」。中には鴨肉、そして菜の花の餡がかかっています。
お出汁がやはり美味しい!「プロの味!」という感じでしみじみと味わいます。欲をいえばもう少し熱々でも良かったかなぁ。。。
まあ、個室なので若干カウンター席と比べるとタイムラグが生じるのかもしれないですね。
八寸は「ひめさざえ、わかさぎの南蛮漬け、うすい豆、山芋と蟹、茄子の煮物、たこの煮物、ゴボウとお魚の炊き合わせ(?)」。
ずっしりと重たい「琳派」のような「梅」が描かれた器は、白梅と紅梅バージョンがあります。おひな祭りのようでかわいいですね。
「うすい豆」は繊細な感じに甘く、わかさぎもひめさざえもどこまでも優しい味わい。。。ため息をつきながら食べ進みます。
運転手なのでいつもの
「とりビー」をいただきます。グラスがかわいいですね。
これは日本酒「丹沢山」の酒器。注ぎ口のところに
「金つぎ」がしてあります。
椀物は
「九十九里のハマグリのしんじょうのお椀」です。わらびと上にトッピングされているのは
ウグイス菜とのこと。
やはり此方もお出汁が素晴らしい美味しさ。此方のお椀にはいつも感動させられます。ハマグリをこのお出汁でいただくと、お椀の向こうに春の香りが!
お造りは
「千葉の金目鯛」。トッピングの向こう側の葱のようなのは甘草の芽、手前はわさび菜だそうです。美味しい!
普通のお醤油と酒盗をお酒でといたものをお好みで。。。お醤油の方が好みでしょうか。
焼き物は
「ぎんだらの西京焼きとカステラやき」。脂がのったぎんだらは小さいですが、美味しさが詰まっています。
一方の「カステラ焼き」は甘くてホッとできる味。。。
煮物は
「ホタテしんじょうのしのだ巻とフキの煮物」です。此方もやはりお出汁が素晴らしいですねぇ。しみじみと美味しさが伝わってきます。
蕗の太い部分がちとかたかったかな(笑)。
ご飯のお供。。。色々楽しめます。ちりめんじゃこが嬉しい♥️
白いご飯とよく合うのでした。
水菓子は
「そば粉のクレープ、自家製わらびもち、キャラメルアイスクリーム」の3種類でした。
クレープの中身はチーズとブルーベリーのクリームが!!アイスクリームが限りなく自家製という感じで、素朴な味わいでした。
平日というのに店内はあまねく満席!!カウンターはもちろん、どの個室も楽しそうな笑い声が響いていました。
人気の程が窺えるお店です。少食の母といっしょだったので、今回は5,000円コース(ランチタイムは8,000円コースも選べます)でお願いしましたが、
女性やお年を召した方ならボリューム的にはちょうど良いのではないでしょうか。
「お料理の量もちょぅど良い感じだし、味付けがとても良いわね!某店(母のお気に入りの店)よりも此方の方が味は良いわね!!」と
普段はどこに行っても辛口の批評をする母がかなり褒めておりました。まぁ、だから私よりもリピートしている訳ですが(笑)。
お昼はサービス料がかからず、個室料金もかからない(これは夜もだそうです)ので、そのあたりも母世代には使い勝手がよろしいのでしょう。
たしかに青山の一等地にあって、このお値段はお得かも。。。
ちなみに今回は(も)某インターナショナルのパーキングに駐めたのですが、やはり青山界隈の駐車料金はお高かったです(お買い物をしても1時間しか
無料になりません・汗)。
今回はノンアルビールしかいただけなかったので、次回はたっぷりと嗜みに伺いたいと思います。
ごちそうさまでした☆
※前回までの訪問記事は
此方(http://tabelog.com/rvwr/morikoro/rvwdtl/6665322/)でご紹介しています。
●日本料理 太月 (タゲツ)
東京都港区北青山3-13-1 北青山関根ビル B1F
03-6450-5991
11:30-14:00[13:00LO]
18:00-23:00[21:00LO]
日曜祝日休